私は歯科衛生士として働いておりましたが、口腔内だけをみるのではなく、全身状態を理解し、様々な持病を抱える患者様の心に寄り添えるような医療従事者になりたいと思い看護師を目指しました。そして、去年の4月、奈良県内で唯一の看護専門予備校であるこの奈良看護医療予備校へ入学しました。
入学してすぐに私の中で「予備校・受験」のイメージが大きく変わりました。なぜならば「予備校=ピリピリしている」「受験=ツライ」というイメージを持っていたからです。しかし、奈良看護医療予備校は実にアットホームな雰囲気のあふれた学校で、理事長先生をはじめ各教科の先生方はとても優しく、分からない問題があればしっかりと納得がいくまで説明して下さいます。その為、問題を消化不良のまま放置しておくことがなく確実に自分のものにしていくことが出来ました。もちろん時には厳しい言葉を聞くこともありましたが、先生方が「なんとしても生徒を合格させてあげたい」と強く思って下さっていたからだと、今ふり返るととても嬉しく思います。
そして何より予備校のイメージが変わった事は、素晴らしい友人に出逢うことができた事です。特に大変だった夏休み。奈良・大阪・京都等にある様々な看護学校の何年分もの過去問を徹底的にやっていきます。毎日午前中から行われる夏期講習のあとにも積極的に自習室を利用し、共に勉強に励む夏を過ごしました。お互いわかる所を教え、教えられ補い合いながら、自分の力へと変えることができたように思います。これは決して独学ではできなかったことだと思います。皆がいたからこそ年明けの一般入試まで諦めることなく勉強し続けることが出来ました。看護師になるという同じ夢に向かう仲間と同じ教室で勉強するという事はとても良い刺激になりました。
また受験当日、受験学校の正門前まで理事長先生が来て下さっていました。緊張していましたが、毎日顔を合わせていた先生の笑顔を見ると今までやってきた事が自信へと変わり、リラックスして試験に臨むことが出来ました。
受験を終えた今、思うこと。それは受験は楽しかったということ、そして奈良看護医療予備校を選んで本当に良かったという事です。合格への力強いサポートをして下さった先生方にはとても感謝しています。患者様の回復を共に喜び、共に涙を流すような心に寄り添える看護師になれるよう更に精進していこうと思います。本当にありがとうございました。